ネキシウムと胃炎について

ネキシウムはプロトンポンプ阻害剤として胃酸の分泌を抑制することができる医薬品であり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が基本的な適応症となります。
そのため、胃炎と診断された場合にはネキシウムは使用することができないのが基本原則です。
胃炎も胃潰瘍も胃の損傷によるものであることは確かであり、胃炎に対してネキシウムを使用しても効果を示すと期待することができるのは当然です。
胃潰瘍は胃の表面の粘膜だけではなく、その奥にまで進んでしまい、粘膜を抜けて固有筋層にまで達してしまっている場合を示すものであり、平たく言ってしまえば重症な胃炎です。

しかし、胃潰瘍の場合には胃に穴がしてしまったりするリスクもあることから、早急に治療を行っていくことが大切であり、強力な医薬品であるネキシウムを用いることができるようになっているのです。
一方、胃炎の中でもピロリ菌が原因になっている場合には状況が異なります。
ピロリ菌に感染していることによって胃炎が胃潰瘍に移行するリスクが高まるからであり、胃炎であっても保険適用がなされてネキシウムと抗生物質を用いる三剤投与によるピロリ菌除菌を行っていくことになります。
ピロリ菌は酸性の環境で生育できるという特性を持っているため胃の中で増えることができますが、抗生物質を用いれば除菌が可能であり、散財投与によって効果的に除菌が可能であることが示されています。
その除菌効果を上げるために用いられるのがネキシウムであり、重宝される医薬品となっています。
こういったケースでは胃炎であるうちに治療を行うことが重要になるため、その有効性の高い医薬品としてネキシウムが使用できるようになっているというのが現状です。

★もうひとつピロリ菌に効く薬(成分)を紹介
アモキシシリンによる除菌

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