ネキシウムの主な副作用

ネキシウムは、胃酸の分泌を抑えることによって、逆流性食道炎や胃潰瘍といった消化器疾患の治療薬として用いられています。その作用機序は、胃のプロトンポンプを阻害することで、直接胃酸の分泌を抑えます。また、体内動態に関しては、体内に吸収された後、酸性下において活性体となるため、胃のみで作用し、他の器官への影響がありません。したがって、単独での副作用は非常に少ないことが認められています。現に、添付文書においても1.5%以上の頻度で発生した副作用は記載されていません。重大な副作用については、添付文書上には様々なものが列記されておりますが、その全てが頻度不明のものであり、他の薬剤でも記載されているものばかりで、特段ネキシウムの危険性を示すものはありません。また、ネキシウムは、作用を発揮した後、肝臓で代謝を受けて、多くが尿中に、一部が糞便に排泄されます。このとき、ネキシウムは肝臓の代謝酵素を阻害せず、尿への排泄過程においても、他の薬剤を阻害しません。したがって、ネキシウムは他の薬剤との相互作用が少ないと言えます。上記のようなことから、ネキシウムは非常に安全に使用できます。また、ピロリ菌の除菌に使用したときの副作用として多く報告されているのは、下痢や軟便、味覚障害です。これらは、かなりの頻度で発生しております。しかし、ピロリ菌の除菌には、ネキシウムとともに通常よりも多くの抗生物質を服用することとなっており、抗生物質の主な副作用として、腸内細菌を殺菌することによる下痢が認められていることから、消化器症状や味覚症状は抗生物質による副作用である可能性が高く、必ずしもネキシウムによるものであるとは言い切れません。

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