緊張やストレスによる胃潰瘍にはネキシウムの服用を

胃潰瘍とは、文字通り胃に潰瘍、つまり穴があいてしまった状態をいいます。胃では通常、攻撃因子と防御因子のバランスが保たれています。攻撃因子とは胃粘膜や胃壁構造を破壊しようとする因子のことで主に胃酸のことをいいます。一方、防御因子とは胃酸から胃壁の構造を守ろうとする因子のことで、主に胃粘膜のことをいいます。しかし何らかの原因でこのバランスが崩れ、攻撃因子が防御因子よりも優位に働くと、胃潰瘍となってしまう場合があります。
このように攻撃因子が防御因子よりも優位に働いてしまう原因としては緊張やストレスが挙げられます。緊張やストレスを感じると、自律神経系の交感神経が緊張状態となります。しかし交感神経と副交感神経はバランスを取ろうとするために、それに合わせて副交感神経も緊張状態となります。これによって胃酸分泌を引き起こすプロトンポンプに存在するアセチルコリン受容体を刺激し、胃酸分泌が促進され、それが強く現れると胃潰瘍などの症状として現れます。
このように緊張やストレスで胃潰瘍になった場合にはネキシウムで治療することがおすすめです。ネキシウムはプロトンポンプ阻害薬という分類の薬で、文字通りプロトンポンプを阻害することによってプロトンポンプによる胃酸分泌を抑制するのです。ネキシウムは従来からあったオメプラゾールという薬を効率的に改良した薬で、スーパーPPIとも言われる薬です。また副作用も比較的起こりにくい薬となっているため、安心して使用できます。他の薬を服用している場合でも、薬物間相互作用は問題とならないためこの点においても安心して使用できます。あえて言えば便秘を起こす方もいらっしゃるので注意しましょう。

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